東京原発 [DVD]監督 山川元

出演者

役所広司

段田安則

平田満

田山涼成

菅原大吉

岸部一徳

吉田日出子

 東京都民からカリスマ的な人気を集める天馬都知事はある日、局長たちを臨時招集すると、その会議の席上、悪化する財政建て直しの切り札として“ここ東京に原子力発電所を誘致する”と宣言する。この突如飛び出した都知事の爆弾発言を巡って会議室は混乱、推進派、反対派双方の意見が乱れ飛ぶ大激論へと発展していく。一方その頃、お台場にはフランスから船で極秘裏に運ばれてきた大量のプルトニウム燃料が陸揚げされていた。政府は、反対派の抗議運動を避けるため、そのプルトニウムを一般道路で福井県の原発まで輸送する計画を進めるのったが…。(allcinemaより)



そんなに古い映画でもないし、出演者も豪華な顔ぶれなのだが、存在すらしらなかった。報道規制でもあったのだろうか?今回の原発事故がなければ日の目を浴びることなく終わった作品かもしれない。

前半部分はひたすら会議、会議、会議。途中タバコ休憩してるシーンとか、トイレに行くシーンまである。結構興味深い事を言っているのだが、すべてが事実というわけではないようだ。しかし、日本の原子力に関する情報公開はロシアよりも劣るという台詞があるが、納得させられてしまう。

後半は輸送中のプルトニウムを少年が奪うテロ映画になります。衝動的な犯行でその部分はおまけ程度のような印象すらある。会議だけでは映画として成立しないんだから、何かしら盛り上る部分を作らないといけないということだろう。

そういや、プルトニウムを一般道路で福井まで運んだのは実際にあったよね。